兵庫県豊岡市日高町

2017年05月18日


関西百名山に戻る
兵庫100山に戻る

関西百名山
兵庫100山』 こんなブナの美林に覆われたコースならもっと早くに登っておけば良かった。
ウィキペデアから
兵庫県美方郡香美町と豊岡市との境界に聳える一等三角点の山である。標高1,074m。兵庫50山の一つ。
氷ノ山後山那岐山国定公園に属する。
登山家・加藤文太郎と植村直己が愛した故郷の山として知られる。山頂からは360度の眺望が得られ展望デッキからは、麓の阿瀬渓谷から氷ノ山、鉢伏山、瀞川山、陣鉢山、扇ノ山といった但馬と因幡の山々、遠く日本海まで見渡すことができる。
また北麓を国道482号が「蘇武トンネル」で抜けている。
蘇武岳
  初めて蘇武岳に登った時には金山峠からの登山道が最短距離と信じていたが、その登山道はクマザサが茂る薮扱き道だった。
それに比べて、今日歩いた名色林道からの道は下草がまったく生えていない歩き易い道で時間も同じ程だった。 植村直己が愛したと言われるのは
今日の登山道と思いたい。
妙見山へ行く
  妙見山は過去2回、最短コースでしか登ったことが無いので、今日は
最後の妙見山になると思うので名草神社からしっかりと登りたいと思う。
〔006〕蘇武岳 (1,074m)
蘇武岳には過去2回登っているが、'01年04月には金山峠から、'11年07月には妙見蘇武林道の途中からで、自分的にはズルした認識が残っていた。今回は多分、最後の蘇武岳になると思うので豊岡市日高町の名色からしっかりと登ってみようと思い立った。
そぶだけ
Road Map :北近畿豊岡道を日高神鍋高原ICで下りて、R482を名色地区に向かい、名色林道に入る。
Route Map:名色林道途中の登山口から山頂を往復する。
往復:2時間11分(休憩時間16分含む)
登り:1時間00分
下り:55分
林道を1.3km走ると”一般車通行禁止”の看板が出て来た。
ゲートも無いので大丈夫だろうと更に先に走る。
今は廃業となっている名色スキー場跡のゲレンデから登るつもりであっ
たが、道が判らず、名色林道に入ることにした。名色林道の入口も判り
難く、やっと林道入口を見付けると4本の電撃ワイヤーが張られていた。
ワイヤーを外して元に戻しておけと書いてあったので中に入る。
小さな立て札が沢山立っていたので、これが登山口に間違いないだろう。気温15℃、久し振りの晴天、8時36分に歩き始める。
途中、落石、枯れ枝を片付けながら林道を5km走ると登山口らしき所があったので、道幅の広い所に車を停める。
簡素な道標であるが、方向が判るだけでも有難い。
新緑が眩しい登山道には下草がまったく無く歩き易い。
これが植村直己が愛したと言う蘇武岳への道なのか?
最初、一頑張りすれば緩やかな登りとなって来た。
不要と思われる緩斜面にも階段道が整備されていた。
結構な尾根筋であるが、ブナが茂り尾根感はまったくない。
登り一方の登山道ではなく、緩やかな下りも4回程出て来る。
ほんと! 下草のまったく無い歩き易い道が続く。
ブナの巨木は無いが、幼木のブナの数が凄い。
鞍部は大杉山への分岐となっていた。
大杉山ってどんな山なのか知らないし、行かないことにする。
大きな下りとなり、鞍部に何か道標が見えた。
幅広い主尾根を登って行く。
今日は空気が乾燥しており汗を掻いていない。
主尾根の道に入ると、妙見蘇武林道が見えて来た。
蘇武岳は車で来れば超簡単にピークハントが出来るのだ。
周囲が開けた高台に出た。目の前が蘇武岳であり、肉眼では山頂標識がはっきりと見えていた。
山頂への最後の一登り。
1時間丁度で”蘇武岳”(1,074m)に着く。最高の晴天下に最高の展望。今日は黄砂も殆ど無い様だ。
山頂から南西方向には沢山の兵庫100山が見えている。(はず。)
山頂から東方向の展望にも兵庫100山が沢山見えているはずであるが遠景で判別はついていない。
何の取り得も無い ”三川山”であるが、3日前に登ったばかりなので見付けることが出来て嬉しかった。 見付けられたのは味気ない電波塔のお蔭である。
山頂にあった鳥瞰図を見てみると、”三川山”が
載っていたので探してみる。
山頂で16分程、展望を楽しんで下山に入る。登り時から気になっていた手書きの道標が有難く感じた。誰が作って設置してくれたんだろう。
道間違いしそうな所には必ず立っていた。
下山26分にて”大杉山分岐”に戻る。
登って来たソロハイカーを見送った後、どこかの中学1年生の御一行が登って来た。この列が林道までも続く。
下山55分にて登山口に戻る。引率の若い先生が後続の生徒を待っていたので、用も無いのに話しする。この後、林道を走り出すとガキだらけで道を塞がれた。
難所のまったく無い、もの凄く歩き易い道なので、アッと言う間の感じで下山出来た。駐車地を見ると俺の車しか停まっていない。ソロハイカーはどこから登って来たのか?
季節がら、駐車地横には沢山の”タニウツギ”が咲いていた。
    標高差:320m
累積標高差:454m